ブログ

山梨県昭和町から来院しました『自律神経失調症による手足のしびれ、口周辺のしびれ』の症例

 

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです♪

今日は症例報告になります。

山梨県昭和町より来院されました


自律神経失調症による手足のしびれ、口周辺のしびれ」の症例になります。




 



上記の資料は実際に来院の際にお持ちになって下さった症状説明です。



本当に良くなりたい。


原因を知りたい。


本気度が高い患者さまですね。


こちらも真摯に施術をしたくなります。




少し要約させていただきます。


2017年:2月中旬に網膜中心静脈(左目眼底)発症。

3月3日:医大眼科にて治療開始。

同時期に左足趾親指がたまにピリピリとしびれだす。
1ヵ月後位から、しびれが両手指先、両指先、くちびるまわりがしびれだす。

脳に異常があっては危険なので、医大神経内科にて検査
(脳CT.MRI.神経伝達検査.血液検査異常なし)

原因不明。しびれの範囲は少しひろがり、両手両足先、
くちびるまわりに広がっている。

嚙み合わせ、整体に通ったがあまり改善されない。



この患者さまは、わずか4回の施術で7割程度しびれが緩和されました。


どういった考察の下で施術を行ったのか説明させていただきます。


・脳から起きる危険性が高い症例ではないこと

・しびれは手足とくちびるまわりにあり

・咬合治療による全身バランスの調整も変化なし

・骨格調整による整体も効果なし


まずは発症からの経緯が重要です。



この患者さまは眼底出血後から症状が出始めたと訴えています。


そうなると、骨格による構造的な問題から起きるしびれでは

ないと示唆します。
(仕事による負担をかける要素がないことが前提として)


咬合変位。


これも構造的な骨の問題を整える(特に頸椎2番目の変位を治す)目的として
アプローチしていますが、メジャーな問題ではないようです。


ではどう見立てをたてるか?


やはり内臓からの症状を疑います。


網膜中心静脈閉塞症(眼底出血)=血管系に負担がかかっている


心臓系、肝臓系に負担をかける問題があるのではないかと


見立てを立てることができます。



家系で心臓系に悪い方はいない様子でしたが、仕事と介護の
両立で心労あり➡心臓系に負担をかける


嗜好品がアルコール。


毎晩他院していて、量が減らない。

➡肝臓系に負担をかける


アルコールを多飲することで体内ビタミン群
が不足傾向になります。



その結果、脚気、むくみ、手足のしびれ、口角炎などの症状が出やすくなります。


施術内容は2つです。

1:脳(自律神経)の調整
2:栄養管理の指導


この2点のみで症状は劇的に回復しました。



見立てをたてる‼


とても重要であることを再認識した症例でした。












 


過去の記事

全て見る

ご予約、お問い合わせはこちら。 055-288-8632