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ブログ トリガーポイントと筋・筋膜性疼痛: 2017年12月

偽ー坐骨神経痛と呼ばれる「小殿筋トリガーポイント」

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。



今日のテーマはこちらです。


偽ー坐骨神経痛と呼ばれる「小殿筋トリガーポイント」についてコラムします。




整形外科や病院で「坐骨神経痛」と診断され、なかなかリハビリテーションや



痛み止め、湿布薬で改善されないケースの症状では、筋・筋膜性疼痛の疑いがあります。




「筋・筋膜性疼痛」とは、痛みを誘発させる原因は筋肉や筋膜と呼ばれる組織に存在する

ということです。



筋・筋膜の組織が、繰り返しの運動や長時間の同一姿勢などで負荷がかかることで



筋膜が過敏化してしまう箇所を「トリガーポイント」と言い、



坐骨神経痛などの症状は、


よくトリガーポイントと間違えられてしまうことがしばしばあります。


特に坐骨神経痛と同じ症状として挙げられる筋・筋膜が


「小殿筋しょうでんきん」です。






小殿筋のトリガーポイントに関連した疼痛は耐えられないほど持続し、


杖がないと歩行ができないくらいの非常に激しい痛みです。





小殿筋は骨盤に付着する箇所で前方と後方に分けられます。





前方部と後方部の筋膜どちらかが悪くなると、特徴的な症状を誘発させます。



まず、前方部が悪くなると・・・


①お尻にかけての痛み
②お尻から太もも外側の痛み
③ふくらはぎから外くるぶしにかけての痛み




などの症状が出やすい傾向があります。


後方部が悪くなると・・・



①お尻にかけての痛みやしびれ感
②お尻から太もも裏(ハムストリングス)の痛みやしびれ
③ふくらはぎから膝裏(膝窩筋)の痛みやしびれ



などの症状が出やすい傾向があります。


小殿筋トリガーポイントは足首より下に痛みやしびれを出すことは、まれですが、

足の甲に痛みやしびれが起きることもあります。




■まとめ■


いかがでしょうか・・・


ご自分の症状と照らし合わせてみてください。


なかなか坐骨神経痛が改善されないケースでは、筋・筋膜性疼痛を疑って


みるのもいいかもしれません!







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