HOME > ブログ > アーカイブ > 2017年11月

ブログ 2017年11月

今週の傾向と対策

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。



「今週の傾向と対策」






寒暖差が激しく、風邪が流行しています。

喉の痛みや上気道炎の症状が出やすい時期です。

また、リンパ系(脾臓)や肝臓ポイントに反応があり、肩こり(僧帽筋)や肩甲骨(菱形筋)に緊張があります。

背中の緊張が強くなることで、ぎっくり腰などにも注意しましょう。




「対策」


気温差は自律神経系に強く影響を与えます。

◎しっかりと睡眠をとること。至適温度20℃前後の部屋で眠るようにしましょう。

◎首周辺を外気温から守る➡首をしっかりと暖めましょう。


◎長湯はしない➡代謝が上がりすぎると、腎臓が疲労を起こします。





くれぐれもご自愛ください。


四十肩

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日は当院に来院されました「四十肩」の症例を報告します。



40代 男性 会社員


中央市より来院されました患者様です。


肩の可動域制限及び腕後面の症状が改善されました。






既往歴:肩こり



現病歴:肩こり、肩と腕の痛み(右)



近くの整形外科でレントゲンを撮ったが骨には異常はなく、筋肉からの痛みと

診断された。


近所でしたので当院を受診。








現在のお悩み:腕の後面に痛みが出る。腕を背中にもっていく動作がつらい。



施術1回目:調整ポイントは左足首と右肘の筋膜リリースを行い、

      痛みがある三角筋に鍼治療を行いました。





施術後・・・ 
      患:
「痛みはあるが、動きやすい!」

    施術者:「鍼をした患部は今日より3日後くらいの方が症状の変化がわかりやすいと

         思います。」




施術2回目(1週間後)
    
    患:
「昨日まで痛みはほとんど感じなったが、今朝子どもを抱っこした際に腕の後面に痛みがあった」

       肘周辺の筋膜のゆがみが強い印象でしたので、手首から肘、肩と筋膜リリース。

       腕の状態は、初回より断然よい




施術3回目(1週間後)

    患:「今週は腕の痛みより、肩こりの方が気になる。」

      ローテーターカフと呼ばれる筋群(肩甲下筋)の筋膜リリースを行いました。




施術4回目(2週間後)

    患:「痛みはほとんど気にならないし、肩こりも2週間つらくなることはなかった」

    施術者:「手を背中にもっていく動作」=結帯動作の障害がまだ残存しているので、
        
         背骨を中心に筋膜リリースを行いました。




動作制限が多少残りますので、4週間後に来院というかたちになりました。 








■まとめ■

痛みがほとんど出ない状態になりましたが、背骨や足首のバランスに不安定さが残ります。

痛みが取れてからの「戻りの出ないカラダ作り」のために、背骨の調整や重心のバランスが不可欠です。








坐骨神経痛による夜中の痛み

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日は当院に来院されました坐骨神経痛と夜中の痛み」の症例を報告します。



60代 男性 自営業


北杜市白州より来院されました患者様です。


◎医師より手術の打診がありましたが、回避できました。



既往歴:7年前によく似た症状



現病歴:薪割りで腰に軽い痛みがでて、湿布薬で安静にしていたが悪化。


近くの整形外科で治療を受けていたが症状はさらに炎症し、


 長引く痛みに不安が募り、「トリガーポイント療法」を検索し当院を受診。




医師の診断:「脊柱管狭窄症より坐骨神経痛を併発している」




治療:薬、湿布薬、腰患部に赤外線照射



現在のお悩み:夜眠るとき痛みがとれない。にぶい痛みがカラダに堪える。



施術1回目:「痛みが和らぐ姿勢や動きがあるのか・・・」
      「夜中の痛みは内臓からのものではないのか・・・」
      「寝るときの身体の向きを確認」



以前、大腸のオペをしているとのことで、内臓関連に不安がありましたが検査に行ってるとのことで、


筋・筋膜性疼痛と疑い「トリガーポイント鍼療法」を行いました。




この患者様で疑いが強く感じたのが【小殿筋トリガーポイント】です。




どうしてこの筋肉を疑ったか・・・・




【同じ姿勢が堪える!】との患者様の声から、関節自体を支える役目をする抗重力筋と呼ばれる


筋群が一番悪くなっている疑います。



脊柱管狭窄症からの坐骨神経痛であれば、安静にしていれば軽減しますが、



「同じ姿勢で安静にしているのがつらい」



となると、


違った予測が必要です。



施術後:小殿筋トリガーポイント特有の反応


「発生源認知と呼びます」がいまひとつ感じられなく、


患者様にも説明をしました。


「○○さん、今日はこちらの筋・筋膜を疑い

トリガーポイント療法を行いましたが、鍼自体の反応がいまひとつでした。」



「マッサージツールでの筋膜リリースが気持ち良いとのことですので、


次回も同じプランで4~5回来院してください」




次回の流れと施術方針を承諾していただき3日後に2回目。



2回目:問診



前回の施術後夕方くらいまで、「筋肉痛のようなこわばり」がありましたが、


痛みがスーッとぬけて夜も気になるレベルではなかった。


ただし、土、日ともに夜の痛みがあるが寝れる。


施術:前回と同じ筋にアプローチ。




3~4回目:痛みが10→3に軽減。


  
「手術が回避できそうです。」と喜びの一言。


施術期間を少し空けてみましょう。と提案。





5回目:夜の痛みなし。薬も飲んでいない。



鍼治療ではなく、身体のバランス整える整体を行いました。



ゆがみの調整ポイントは足首。


白州からの来院でしたので、



「とりあえず様子をみて経過が良くないようでしたら、


連絡して下さい。」

施術終了となりました。


■総括■

手術を回避できたことが、まず一安心でした。

「小殿筋トリガーポイント」はよく坐骨神経痛と間違えてしまうケースがあります。

早めの来院が功を奏した症例でした。





キレイと健康を手に入れる 腸活講座

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

11月25日(土)にお寺(妙性寺)でお灸教室開催します。

テーマはこちらです。

キレイと健康を手に入れる 腸活講座





今回の講座では、腸内環境を整えるお灸の養生法をお教えいたします。

腸が整うことで、肩こり・腰痛などの予防にもつながります。

お腹周りが気になる人でも安心して受けられるように衣服の上からするお灸法です♪


女性限定 定員8名です!!

お早めにご連絡ください♪






自律神経失調症を整える食生活 part2

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日のテーマはこちらです。


自律神経失調症を整える食生活part2加工食品について」



からだのを整えるには、血となる食事を見直すことも大事になります。



一般的に加工食品とは



コンビニ弁当、ファーストフード、インスタント食品、菓子パン、ジュース




などが挙げられます。











ほとんど、食生活には欠かせないものですが加工食品の摂りすぎには注意が必要です。




加工食品にはリンが多量に含まれています。



リンは体内のカルシウムと結合して尿から排泄されるため、リンを大量に摂れば、




それだけカルシウムも失われることになります。



また糖質を分解するために欠かせないビタミンBも含まれておりません。



リンの多い偏った食生活では、カルシウムの摂取量が少ない状態が長期間続き、



骨密度に影響を及ぼします。



腎不全や腎臓結石もリンの過剰摂取で起こることのある病気です。







■まとめ■



いかがだったでしょうか・・・



加工食品によるリンの摂取は現代人には避けて通れないものですが、


体調を整えるには摂りすぎに気をつけるが大切です。



気になる方は食生活を見直してみましょう。

自律神経失調症を整える食生活

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日のテーマはこちらです。


自律神経失調症を整える食生活」


からだのを整えるには、血となる食事を見直すことも大事になります。


皆様、「医食同源」という言葉はご存知でしょうか?



新明解四字熟語辞典では、


「病気を治す薬と食べ物とは、本来根源を同じくするものであるということ。

食事に注意することが病気を予防する最善の策であり、日ごろの食生活も医療に通じるということ。」


と記載されています。

これは、中医学から伝来された四字熟語です。


自律神経失調症に悩む方々の食生活はどうでしょうか?



こんな食生活に心当たりありませんか・・・


砂糖や加工食品を摂り過ぎている

動物性脂肪や過酸化脂質を多く摂取する

夜メインの食事

主食をあまり食べない(おかずメイン)

ビタミンやミネラル・香辛料をあまりとらない

食後もフルーツなどを食べる

水分を摂りすぎている




■砂糖や加工食品を摂り過ぎている




砂糖というとチョコレートやケーキなどを思い浮かべますが、食事の中にも多量に含まれています。


牛丼、かつ丼。寿司飯などにも含まれていますし、調味料では必ず欠かせないものです。


砂糖の悪影響とは、骨や歯からカルシウムが失われることで、虫歯や骨粗鬆症などになりやすく、ビタミンBも消耗します。


ビタミンBが疲労回復には良いと聞いたことがあると思います。


ビタミンBが消耗する結果、疲れやすくなり、肩こり、腰痛、頭痛を招く結果に・・・


特に日ごろから砂糖の多い食生活ですと、低血糖症状を招きやすくなります。


例えば、甘いものを食べることで血糖値は急に上昇し、多く摂りすぎている糖を消費しようとホルモンが働きます。


急激な上昇ですので、ホルモンをうまく血糖値をコントロールすることができず、基準値よりも糖を消費してしまう状態を


低血糖症と呼ばれます。




低血糖症の代表的な症状は、立ちくらみ・動悸・ケイレン・関節・不眠・ものが二重に見える・冷え症・すごい空腹感などの症状です。


さらにカラダは、低血糖状態からくる異常サインにアドレナリンを分泌して、血糖レベルを引き上げようとします。


アドレナリンは、血圧上昇をさせ、心拍数を高め、交感神経を緊張させたりします。

アドレナリンの影響でも自律神経系にストレスを与えます。


■まとめ■


いかがだったでしょうか・・・


疲れたから甘いものやジュースなどについ手が伸びてしまう・・・


食事の味付けが濃いものが好き・・・


少し見直す必要がありそうですね。


次号は加工食品についてコラムします。

自律神経失調症と不眠薬について

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日のテーマはこちらです。

自律神経失調症と不眠薬について」





ここ最近、不眠症の方が多く来院されます。


「3ヶ月前まで熟睡できたのに・・・」



「2時間おきに目が覚めてしまう」



お悩みはさまざまです。





皆様、薬でうまくコントロールされているようですが、薬の知識は十分でしょうか・・・。



日本ではベンゾジアゼピン系と呼ばれる抗不安薬が、睡眠薬としてよく処方されています。



しかし、「ベンゾジアゼピン系の薬は、海外では処方期間に制限があり、長期使用しないように警鐘を鳴らしています」


ベンゾジアゼピン系の薬は飲み続けることで、耐性ができて効きにくくなります。


「飲まないと眠れない」

「量が増えた」

「不安」

「動悸がする」



といった離脱症状が出るためになかなか薬をやめることができないのが現状です。



では、薬に依存せずに睡眠をとるにはどうしたらいいでしょうか?



■まず第一に入眠時間をしっかりと整えることです。



眠くならないからテレビやスマホを使用している方々がいますが、ブルーライト脳を覚醒させますので、

夜に使用する頻度は控えましょう。




眠くならなくても横になることで重力から解放され、内臓や筋・骨格系は十分に回復できます。


眠らないと回復できないわけではありません。



■第二に適度な運動習慣を身につけることです。


肉体を疲労させると、深い睡眠に繋がります。



自律神経失調症で悩む人の多くは、運動習慣が少ないようです。

理想は、昼間に太陽に浴びて7000歩程度運動してみましょう。





■第三は朝食をしっかりと摂取することです。



自律神経失調症の方々は、血圧の変動が起こりやすいのが特徴です。

朝から血圧がコントロールできるように、しっかりと朝食をとるようにしましょう。









■まとめ■

不眠症といっても原因はさまざまです。

薬が必要な人もいますが、ほとんどの方が自分で睡眠できるようになります。

長期間飲んでいる場合は薬を減らせないか相談し、積極的に自分でできることを試してみてください。

1

« 2017年10月 | メインページ | アーカイブ | 2017年12月 »

このページのトップへ